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第17週のスワップ集計結果

第17週(4/25-5/1)のスワップ集計結果

今週のスワップ

今週の振り返り

今週から早くもGWです。今年は3年ぶりの行動制限の無いGWとなり、各地で人出が増えているみたいですね。

さて、今週のスワップ益は+1,235円でした。ポジション損益は前週から280円減少しました。ウクライナ情勢は、東部の都市マリウポリを巡ってロシアが制圧を主張するなど、停戦には程遠い状況です。市場も次第に事態の長期化を織り込んできたように見えます。また、何と言っても今週は歴史的なドル円相場の円安に沸いた一週間でした。

www.fnn.jp

さて、新興国の為替概況ですが、この円安で新興国通貨も対円で大幅上昇…とはなりませんでした。上昇の重しの一つとなっているのが、米国の金利上昇です。現在、米国では国内のインフレ対策のため政策金利を大幅に上昇させています。(下記の記事のように2022年には7回の利上げを行うとの観測が出ています。)

www.jetro.go.jp

なぜ、金利を上げるのか?というと、アメリカは今とても景気が良いので、モノやサービスの需要が高く、値段を上げても売れるという好景気によるインフレ(ディマンドプルインフレ(需要先導型インフレ))が起きていて、その行き過ぎを抑制するためです。

行き過ぎたインフレは通貨価値の低下を引き起こすので、利上げによって消費活動を抑え、モノの値段を下げさせることでインフレを抑制します。(消費者は利率が高いとお金を借りにくくなり、財布の紐をしめます。そうすると、モノもサービスも安価にしないと売れなくなるのでインフレが抑制される ということです。)

こうしてアメリカの金利が上がってくると、新興国通貨の大きなメリットである”高金利”という魅力がかすんでしまいます。(世界の基軸通貨で安心安全のアメリカドルの金利が高いなら無理してリスクの高い新興国通貨を買う必要はないというわけです。)これに加えて、例えば、南アフリカランドのような中国経済への依存度の高い国では、ゼロコロナ政策をとる中国の都市封鎖の懸念もあって大きく下落しました。

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その他の通貨は概ね横ばいですが、個人的に気になるのは、昨年大暴落したトルコです。現在は円安の影響で1トルコリラ=9円目前まで戻していますが、ファンダメンタルズ的には下落要因しかなく、ウクライナ問題や円安問題が落ち着いた後、どの水準に落ち着くか注意が必要です。

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